大規模修繕工事における外壁修理の必要性を知ろう
01目に見えない影響
大規模修繕工事はマンションやビルにおいて必要な工事ですが、大規模修繕工事の中でも外壁塗装は必要ないのではないかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
外壁塗装をしなくても、目に見える被害があるわけではないため、後回しにすることもあるでしょう。
しかし、大規模修繕工事における外壁塗装は、マンションやビルにとって絶対に欠かすことができないものです。
外壁塗装の必要性について誤解している人も少なくありません。
これから、大規模修繕工事するという人は、外壁塗装の必要性を知っておきましょう。
雨漏りや大きな損傷、破損がなければ影響が出ないため、外壁塗装をしなくても良いと感じますが、目に見えていなくてもしなくてはならないのが外壁塗装です。
常に外気に触れている外壁は様々な影響を受けており、時間と共に自然と劣化しています。
10年を目安に、外壁塗装をしましょう。
02外壁塗装の必要性
外壁塗装の目的は、見た目を綺麗にするだけではなく、防水機能という役割もあります。
防水機能がなければ、木材や鉄筋など使われているもの全て劣化させてしまう原因となるのです。
日本は、雨や雪が降り、湿気も高い傾向にあるため、防水機能は外壁に欠かせない機能です。
大規模修繕工事になると足場を組む必要性があり、費用も高くなります。
できるだけ費用を抑えて工事をしたいと考える人も多いですが、節約のつもりで必要な工事を行わないと、結果的に非常に高い支出になるか、大きな損失に繋がってしまうでしょう。
例えば、外壁塗装だけで済む工事が、それを怠ったばかりに屋根を葺き替えが必要な場合や、建物そのものを建て直さなければならないほどにまで劣化してしまうかもしれません。
外壁に艶がない状態であれば、劣化している兆候です。
完全に艶がなくなると防水効果が低くなり、外壁に水が溜まり、湿気を帯びていきます。
放置すると、壁自体に歪みが生じることも多く、その歪みが大きくなり、小さいヒビに繋がるのです。
さらに、小さいヒビを放置すると、次第に大きなヒビになり、劣化状態がひどくなる恐れがあります。
塗料によって異なりますが、比較的新しい建物でも7年〜10年のサイクルで外壁塗装を行いましょう。
