店舗工事で飲食店の照明を考えよう
01照明器具のデザインは光のデザインと関係している
飲食店の店舗工事をする際は、照明にもこだわりましょう。
飲食店は、自宅のダイニングルームとは異なり、質の高いサービスを提供する空間です。
飲食店に訪れたお客様の期待を上回るようなサービスや料理、ドリンクを提供することはもちろん、照明も演出の一部となっており、店舗工事をする上で大切なポイントになります。
飲食店と言っても、ファミリーレストランや和食料理屋、焼肉店、居酒屋など様々な業態がありますが、それぞれ照明での演出方法が異なります。
賑やかな雰囲気にしたいのか、おしゃれで落ち着いた空間にしたいのかなど、目的を明確にして照明を選びましょう。
照明の光は、照明器具のデザインと大きく関係しており、光のデザインと一緒に意識して設計する必要があります。
照明器具のデザインによって、明るさの分布、光の柔らかさや高さが決まるのです。
照明器具のデザインは、飲食店のコンセプトやテイストにマッチするものを選ぶことが多いですが、光のデザインにも関わりがあるということを知っておきましょう。
02照明を使い分けよう
飲食店の照明は、直接光と間接光の演出を使い分けることも、店舗工事を成功させるポイントの一つです。
直接光は緊張感のある雰囲気づくりに適していますが、間接光はゆったりと落ち着いた空間づくりに向いています。
目に見えている景色は、光を直接受けているものや間接的にぼんやりとした形、色合いを見ていることがほとんどです。
光と影を強い光で演出するのと、柔らかな光で演出するのでは同じ外観や店舗内であっても見え方が大きく異なります。
そのため、理想の視覚的イメージを決め、実現するために刺激的な光と影を演出する直接光と、柔らかな影やグラデーションを演出する間接光を使い分けなければなりません。
光を拡散させたい場合には、天井や壁、床からの反射を利用することがあります。
照明器具は、白熱ランプや蛍光ランプ、高輝度放電ランプなど様々な種類があり、それぞれ拡張性の高さが異なるため、特徴を理解して選びましょう。
また、中には直接光をつくりやすい照明器具もあります。
それぞれを使い分け工夫して、店舗工事を進めていくことをおすすめします。
