飲食店で重要な店舗デザインと設計の関係とは
01内装デザインには法則がある
人気店の内装デザインには、ある種の法則性があります。
長くお客様に求められ続けられるためには、オリジナリティが必要です。
今回は、そうした人気店の内装デザインの部分についてご紹介します。
内装デザインの根底にあるのは、店舗コンセプトです。
たとえば、セブンイレブンであれば「近くて便利」、スターバックスは「Third Place」、ユニクロは「高品質でベーシック」。
このようにコンセプトとは、店舗が顧客に提供する価値を一言で表現したものです。
コンセプトは内装デザインだけに関わっているものではなく、今後の店舗を運営していく軸となりますので、妥協せずに決めましょう。
02内装の仕組みを理解する
内装工事では、まずデザインによって店舗のイメージを落とし込みます。 発注者のイメージを具現化するために、設計士が手書きやCGなどの手段によって表すのは、イメージを実現するために設計図を描き、現実世界に落とし込んでいくための過程の段階になります。 工事は、その図を現実世界に変換する工事になります。 工事にもタイプがあり、それぞれ性質があります。 内装工事のみを専門に行う会社は現場に強く、デザインには弱い特徴があります。 現場での細い作業などには優れていますが、イメージ止まりの段階でこのようなタイプの会社に依頼するのは避けましょう。 デザインを専門に行うデザイン会社や設計事務所には、工事を依頼することができないので、作成してもらった図面を持って、工事する会社を選定する必要があります。 また、内装デザインにかかる設計料は、建築工事全体で見ても工事金額に対するパーセンテージが高くなります。 内装デザインでどうしてもこだわりたいところがあるとか、資金に余裕がある場合は良いですが、内装費用を抑えたいのであれば、デザイン会社は避けましょう。 工事とデザインを一貫して行う内装工事会社は、デザインから工事完了まで短期間で済むというメリットがあります。 また、費用面でのメリットも多く、現場でのコストダウン方法をデザインの段階で反映させることができ、デザイン料を省くことができます。 内装は建築知識が必要なので、会社選びはなかなか難しいかもしれませんが、自分のイメージ通りに仕上がるよう、内装工事会社はきちんと見分けて依頼しましょう。