大規模修繕工事の外壁修理にかかる期間とは
01マンションやビルは工事期間が長い
マンションやビルなど大規模修繕工事の外壁修理をする際、どのくらいの期間がかかるのか気になるでしょう。
建物が大きければ大きいほど、大規模修繕工事の外壁修理は期間が長期になります。
50戸未満であれば、大規模修繕工事は2、3ヶ月、50戸以上の建物であれば5ヶ月以上はかかるケースが多いです。
また、外壁修理は、シーリングや防水工事が必要になるため、60日程度はかかるとされています。
さらに、大規模修繕工事の計画を立てるところから実際に工事に取り掛かるまでの期間は、1年から1年半程度必要です。
その間に、修繕工事の委員会を結成したり、建物診断であったり、大規模修繕工事計画の設計、見積もりなどを行います。
長い期間が必要になる工事であるため、住民の生活に影響を与えることになるでしょう。
工事用車両の出入り、騒音、振動、落下物など住民への配慮が必要です。
10年を目安に、外壁塗装をしましょう。
02大規模修繕工事の外壁修理期間の目安
大規模修繕工事の外壁修理には、足場を組み立てなければなりません。
しかし、その足場を組むためには、労働基準監督署に届出を出さなければならず、届出のタイミングは工事を始める30日前までと決まっています。
届出が遅くなればなるほど、大規模修繕工事の開始時期が遅くなるため、注意が必要です。
30日後、準備段階の工事を開始します。
資材置き場や従業員の詰め所、洗い場の設置に1、2日間必要です。
建物の大きさによって異なりますが、外周を覆う形で足場を組み立てる場合、平均10日から15日程度かかります。
次に、下地補修やシーリング、鉄部塗装に2週間から1ヶ月程度かかるとされていますが、1カ所の作業にかかる期間は1日から数日程度、広範囲になればいくつかの作業を掛け持ちで行ってもかなりの期間が必要です。
そして、防水工事や外壁塗装工事が始まり、1ヶ月から3ヶ月間かかります。
防水工事は採用する工法によって工程が異なるため、外壁修理にかかる期間が変わってくるでしょう。