大規模修繕工事における屋根修理の雨漏りについて
01大規模修繕工事における屋根修理
大規模修繕工事は建物の外壁の塗り替えをイメージする人が多いのではないでしょうか。
しかし、実は大規模修繕工事と関わりが深いのは雨漏りです。
大規模修繕工事は12年から15年ごとに行うのが一般的ですが、屋根の防水保証は10年で切れることが多いとされています。
防水保証が切れたからといって、すぐに雨漏りが発生するというわけではありませんが、雨漏りが発生する前にメンテナンスも兼ねて屋根修理をしましょう。
通常、屋根の汚れや劣化から12年から15年で屋根修理をすることが多いです。
マンションなどの建物は住宅品質確保促進法によって、基礎構造の欠陥は10年保証が義務付けられています。
基礎や屋根、柱、床などの部分を基礎構造と法律で定められており、構造上とても重要な部分を指しています。
正確には構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分と呼ばれており、保証期間中に雨漏りが発生すると保証でカバーすることが可能です。
02雨漏りする前に屋根修理をしよう
マンションなどの建物に異変が生じることが多いのは築6、7年が多いようです。
例えば、外壁にひび割れがある、タイル面や床の石から浮き音が聞こえるなどが挙げられます。
最上階では雨漏りが起こることも少なくありません。
場合によっては不良施工が原因で雨漏りが発生することがあります。
多くの場合は防水処理に原因があり雨漏りが起こりますが、厄介なのは新築後すぐにトラブルが発生しないことです。
また、すべての住戸で雨漏りが発生することは稀であり、局所的な屋根修理などに留まってしまうことがあります。
しかし、いずれ他の住戸でも雨漏りが発生するため、不良施工の有無の確認をすることが必要です。
中には、トラブルが発生していても黙っている人がいるかもしれません。
そのような人は大規模修繕工事の際に申し出てきて、想定外の出費を強いられる可能性があるでしょう。
雨漏りは早めに対処すれば費用が安く済みます。
保証期間が過ぎると施工会社は大規模修繕工事には無償対応してくれなくなるのです。
また、建物の寿命を延ばすことにもつながるため、屋根修理は雨漏りが発生する前に行うことをおすすめします。